GMAT攻略法とか試験テクニックとかいろいろ その3
前回の続きです
統計に関する主張
- 調査が正しく行われた
- サンプルに偏りがない
- サンプルの量は十分である
調査の結果Xであるということがいえる、というような問題をWeakenするときは例えばサンプルに偏りがあるだとかサンプルの量が不十分であるというようなことを述べていればそれが正解です。
普段の生活でもごく少数のサンプルからこうだと決めつけて話してきたりたった数回の経験ですべて知ったように話す人間がいますがそういう連中を論破する
続きを読むGMAT攻略法とか試験テクニックとかいろいろ その2
GMAT攻略法その2。今回はCritical Reasoning (以下CR)の攻略法について書いて行きたいと思います。
CRはGMAT Verbalセクションに出てくる問題形式の一つです。5Sentenceくらいの長さの文章と質問文を読んで五択で回答を選ぶというもの。
この問題文はほとんどの場合まず事象の説明からはじまり最後に結論、主張が述べられています。CRではこの結論をweaken, support, inference する問題や事象と結論の間に隠されたAssumptionについての問題がほとんどです。他の問題のタイプは例えば問題文は事象の説明のみでそこから合理的に推測できる結論に関するもの、ある矛盾した状況についての問題文のあとにその矛盾、Paradoxを正しく説明している選択肢を選ぶものなどがあります。
今日は最初にのべた結論に関する問題について述べていきたいと思います。
CRにおいて問題文の主張は大きく4つに分けることが出来ます
- 因果関係 (Xが原因でYが起こった)
- 提案 (Xすべきである)
- 統計 (調査からXであるといえる)
- 否定 (Xすべきでない、Yのほうが良い)
この4つのタイプの主張では問題文の中に隠れている前提はパターンが決まっています。なのでCR攻略にはこの主張とそれに対する隠れた前提、Assumptionのパターンを整理して覚えてしまうのが近道です。自分が参考書を読んで学んだものと自分で発見した隠れたAssumptionをまとめてみるとこのようになります。
因果関係(Xが原因でYが起こった)の場合
続きを読むIELTSとか英語スピーキング
留学しようと思ったときにまず最初に用意しないといけないのがIELTS,TOEFL等の英語試験でしょうか。自分の場合はIELTS,TOEFLどっちでも良かったのですが最終的にIELTSにしました。理由としてはIELTSの場合スピーキングセクションで実際に試験管と話すことになるので、より自然な英会話に近い試験を受けれるかなと思った事が挙げられます。
自分の場合は入学最低ラインが7.0だったのでなかなか大変でした。特にスピーキング。日本で大学受験等で英語をしっかり勉強していれば読む、聞く、書くに関してはすぐにスコアが取れます。ただスピーキングとなると話は別。発音やイントネーションという要素も絡んでくるので勉強以前にまず英語をしゃべることに慣れる必要があります。
自分も結局最後までスピーキングが足を引っ張りましたね。各セクションで6.5を超える必要があったので結局いくらリーディングが7.5でもライティングが8.0でもスピーキングが6.0ならそのIELTSのスコアは0点なわけです。
最終的にどうスピーキングを攻略したかというとそれはもう暗記です。参考書や過去問からよくありがちな質問をピックアップしてそれに対する返答をノートに書く。そのノートを引たすら音読して英語を'口'で覚えました。スピーチの際も同じでありがちなトピックを10個ぐらい選んでそれに対する自分の回答をノートに書く。そしてその10個のスピーチをひたすら音読&暗記。2分の短い英語なのでこれぐらいは誰でもできるでしょう。
暗記という地道で面白くもない作業ですがあらゆる試験で効果を発揮しますね。
ちなみにスピーキング7.0でも実際の海外生活や大学院でのディスカッションではなかなか通用しなかった話はまた後日書きたいと思います。
GMAT攻略法とか試験テクニックとかいろいろ その1
このブログにたどり着いたという人であればおそらく知っていと思いますが、海外のビジネス系大学院に入学するにはほとんどの場合GMATという試験を受ける必要があります。アメリカ、カナダ、イギリス、シンガポール、オーストラリア、ヨーロッパの多くのビジネス系大学院が入学審査の際候補者のGMATスコアを見ます。特にアメリカ一流校のMBAに入学するには必須です。
GMATは筆記パート、Verbal (英語ネイティブの国語みたいなものでしょうか)、Math と3つのパートに分かれています。しかし多くの場合このVerbalとMathセクションを合わせたスコアで評価されます。VerbalとMathを合わせて合計800点中何点取れるか、という試験です。
しかしこの試験がなかなか難しい。他のMBAブログでも拝見しましたがとくにVerbalセクションで苦戦しているひとが多いようです。
Math セクションは問題の形式になれてしまえばそんなに難しくありません。範囲もせいぜい高校2年までの数学でしょうか。頻出の問題は確率、場合分け、整数問題、指数、指数関数だったでしょうか。日本人はこのMathセクションでいかに点数を稼ぐかが大事であるというのがよくあるGMAT攻略法です。
Verbalセクションは文法問題、長文読解、そしてCritical Reasoning という論理問題つまりクリティカルシンキング的な問題の3つのパートがあります。そして多くの日本人受検者はこのCritical Reasoning に対して苦手意識を持っているのではないでしょうか。自分もそうでした。
しかしこのCritical Reasonong にも必勝法があります。自分も参考書を読み込んだり自分で法則を見つけたりすることでこのCritical Reasoning を攻略しました。
もう受験したのは2年前ですが復習もかねて自分なりのGMAT攻略法を今後何回かにわたってブログで書いていこうと思います。
Quantitative Method, 確率統計論
一つ目のセメスターに取った基礎科目の確率統計論。
ベーシックな確率論を一週目で終わらせすぐに統計学の領域に突入するものであった。
正規分布、標準化、95%信頼区間での推測、t検定、仮説検定、カイ2乗検定、F検定、回帰分析、相関係数などベーシックな統計学について学びその内容はCFA試験の定量分析をほぼ100%カバーしていた。
課題はグループワークで新聞記事や時事問題について統計学の視点から分析するというもの。例を挙げるとある都市における家賃の上昇と人口の増加についての関係性を回帰分析や仮説検定で分析するというもの。ひとつ面白かったものとして詳しくは覚えていないが発展途上国におけるCO2排出の傾向について述べるものもあった。これはまた後日レポートを読み直してまたブログに書きたいと思う。
統計の科目はこれしかとらなかったが集中的内容と実践的課題のおかげでこの科目をとった後はCFA試験の定量分析はほぼ間違えることがなくなった。また統計は現代ファイナンス理論の基礎の一つなのでその後の学びにとても役に立った
Accounting for decision Making, 基礎会計論
入学して最初の学期では基礎会計論が必修科目でした
内容でいうと簿記一級に届くか届かないかでしょうか
最初は本当にdebit, credit の仕分けから始まり
財務諸表の読み方、作り方
各種財務指標の意味、計算方法
その他は細かい実務的な計算や理論について学びました。
各科目にAssignment、宿題があるのですが、
この科目はグループ課題でした。
内容は上場企業を一つ選び財務諸表分析をするというもの。
自分のグループはアセットマネジメントの会社を選びました。
業界や企業によって注意すべきポイントは異なるので、どの指標を重点的に分析するのかというのが重要になってきます。
例えば新興企業やIT企業ではよりキャッシュについての分析が重要になります。一方製造業では固定資産の価値や在庫回転率の分析が重要になってきます。
アッセトマネジメント企業についての分析はベタですが財務レバレッジと運用資産の何%がデリバティブによってヘッジされているかという視点で分析をしました。
レポートの結果は over 80 mark で納得できるものでした。
他の科目についてはまた書きたいと思います